自信をつける一番確実な方法

コーチングのこと

先日、コーチをされているAさんから相談を受けました。
「コーチングセッションをしているとき
クライアントさんに直感的にこれだ、と思うことを
フィードバックするんですけど
『いや、そんなことないです』
と言われることがあるんです。
そうすると
やっぱり自分はまだまだだと思ってしまいます。
どうしたら自信を持って直感を使えるんでしょう」
ということでした。

その方はとても真面目で
真摯に話を聴くタイプの方で
個人的にはとてもコーチングセンスが
あると感じています。

まず「その直感はあっていると思いますよ」
とお伝えしました。

人間は本音をズバッと当てられると
反射的に否定することがあります。
しかし、そういう時こそ本音なのだと思うのです。

例えば、明らかに怒っているように見える人に
「怒ってるでしょ」というと
「怒ってないよ!」と返ってくるようなものです。

小さい頃、親や身近な人に
これを繰り返されると
子どもは混乱します。
子どもは直感的に本心が読めますから
見た目の
「怒っている状態」を言語の「怒っている」と
結びつける大切な時期に
「怒っている」のに
「怒っていない」と言われたり
ときには本当に怒っていたりすると
自分の感覚が信じられなくなっていくのです。
それが自己肯定感の欠如にも
繋がっていきます。

子育ての最中は
親の言語と行動を一致させるように
最新の注意を払うことが大切なのです。
いろんなお稽古ごとをするよりも
よっぽど大切な宝物になります。
もし、怒っているとき
怒ってないと言ったら
後でもいいので謝ることがポイントです。
子どもの自己肯定感が
無茶苦茶上がります。

Aさんに話を伺うと
ご両親がよく怒っているのに怒っていないと
いう方だったということでした。

原因がわかって
少し安心されていましたが
Aさんはコーチとして
クライアントさんに
どのようにフィードバックすれば
良かったのでしょうか?

そのポイントは
「どんなに的確なことでも
相手がキャッチできなければ意味がない」
ということをしっかり認識しておくことです。

クライアントさんが
どこまで受け入れられるかを
真摯に考えれば
直感でひらめく何かが見えてきます。

それを繰り返していると
Aさんが悩んでいたような
自信のあるなしなんて気にならなくなってきます。

その時
最初と同じことをAさんが言っても
素直に受け入れるクライアントさんがいるのです。

自信をつけるには
そんな経験の積み重ねが大切なのかもしれません。

ではでは

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