シンプルな問いの答えが現実になるとき

コーチングのこと

みなさま こんにちは

いつもお読みくださり
ありがとうございます。

「もし今、
 しなければいけないことが
 何もなく
 してはいけないことも
 何もないとしたら
 何をしたいですか?」

 

数年前、
あるクライアントさん(Aさん※)に
こんな問いを投げかけたことがあります。

その方は当時
ある大手アパレル会社に勤めていたのですが

そこでは毎日、店の売上目標額が決まっていて
その額をクリアするために
タイムセールをしたり、
お客様へ販売促進の声かけをしたり
必死に戦略を立てなければならなかったそうなんです。

そして目標額に達すると
インカムから
「ただ今目標額に達しました。
これから目標額を再設定します。
新しい目標額は、、、」
というリーダーからの指示が入るとのことでした。

「もう疲れてしまいました」
そう言って
ぐったりされていました。

Aさんは
小学校時代から、

勉強をしなければならず

親や先生の言うことを
聞かなければならず 

テレビゲームなどは
し続けてはいけない

という

“しなければならないこと”

(Must, Have to)

“してはいけないこと”

(Don’t)

に囲まれて生きてきた
という自覚の強い方でした。

「生まれたての赤ちゃんのときに
 しなければならないことは何もなく

 してはいけないことも
 何もなかったのに

 中学に進んだら進んだで
 立派な高校に入らなければならず

 高校に進んだら今度は
 立派な大学に入らなければならず

 大学に進んだら今度は
 立派な会社に就職しなければならず

 就職したら今度は
 立派な成績を残さなければならず

 結婚したら
 良き夫でなければならず

 子どもが生まれたら
 良き親でなければならず…。

 この

 “しなければならない”

 のゲームはいつになったら

 終わりを告げるんだろうか」

そんなことで頭がいっぱいになり
疲れきってしまったと言っていました。 

話を聴いて
シンプルに尋ねました。

「これから3分間は

 しなければならないことは

 何もありません。

 してはいけないことはも 

 何もありません。

 Aさんは自由です。

 そうしたら何をしたいですか?

 できるだけ制限を外して
 ありえないとかという心の声を忘れて
 自由に解き放って考えてみてください」

そう言って
時間をとりました。

時間がきたことを告げると
Aさんの声のトーンが
変わっていました。

「どんなことを思いつきましたか?」

と尋ねると

Aさんは嬉しそうに
「やりたいことは
 全然出てきませんでした」
と言いました。

「でも嬉しそうですね」
と声をかけると

「やりたいことはわからないけど
 やりたくないことはたくさん出てきました。

 そしてまずやりたくないことは辞めようと
 シンプルに思いました。

 住みたくないところに住むのを辞めようって
 思ったんです」
と言っていました。

そして

「福利厚生を考えると今すぐ会社はやめられないけれど
 嫌なことは無理するのをやめようと思います。

 住んでいるマンションは便利なんですが、便利なだけで
 住みたくはないことに気がついたので
 住みたい場所を探してみようと思います」

と声を弾ませていました。

それから数年経った今
Aさんは会社を辞め
アニマルトレーナーとして
活躍されています。
東京から地方に移住し
快適な生活を送っているそうです。

「しなければいけないことが
 何もなく
 してはいけないことも
 何もないとしたら
 何をしたいですか?」

シンプルな問いは時としてパワフルで

その答えは
現実として
現れる可能性が生まれると
思ったのでした。

 

最後までお読みくださり
ありがとうございます。

今日も素敵な1日を
お過ごしくださいね。

 

ではでは!

 

※クライアントAさんから掲載許可をいただいております。

 

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