現実を変えたいな
と思うのなら
思考を変えなければならないのですが
以前にも書きましたが
人間は1日に
1万から6万事も考えていると言われています。
無意識に行われる思考のザッピングを
変えようとしたら
ものすごくエネルギーを消耗しますし
抵抗も大きいので結果として
リバウンドも激しく
途中で挫折してしまう可能性が高くなってしまいます。
こういうときは
いきなり思考を変えようとするのではなく
口癖を変えるのが
リバウンドの少ない
確実な方法だと思うのです。
クライアントさんのお子さんで
「どうしよう どうしよう どうしよう」
というのが癖だという方がいます。
(許可をいただいて書かせてもらっています)
そのせいか
いつもいっぱいいっぱいで
スケジュールや課題に追われ
二択を迫られることが多いんだそうです。
「どうしよう」って
自分以外の誰かに
問いかけているような言葉なんですね。
誰かに導いてもらいたい
確認したい、決めてもらいたい
という心理が隠れているんです。
先日、そのお子さん(Aさん)の
カウンセリングをさせていただきました。
どうも話を聴いていると
今まではそれを言うことで
親や周囲の人たちに
助けてもらってきた経験があるようです。
話しているうちに
最近は
その口癖が
自分を苦しめていて
苦しい状況は
ひどくなっていると
気づいてきました。
「気づいた」というのは
チャンスです。
意識化したことでないと
変えることはできないからです。
口癖を突然やめて
黙るようにすると
それが抑圧となり
ストレスが溜まります。
こういうときは
何か別の言葉に置き換える方が
受け入れやすいのです。
「どうしよう どうしよう どうしよう」
という口癖をどのように変えたら
自分の考えを引き出せるようになるか
考えてもらいました。
すると
「どうする? どうしたいんだ自分」
っていうのがいい気がする
という答えが返ってきました。
これは自分に向けた言葉ですし、
自分の本当の気持ちが炙り出される
ように感じました。
口癖というのは
無意識の思考のなかから
よりすぐって声にしたものです。
つまり思考の代表選手のようなものです。
これを足がかりにするのが
現実を変える
確実な方法なのではないでしょうか?
ではね!
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