知らないからできること

おススメ映画・動画・本などなど

間もなく春分の日
お彼岸も近いですね
ご先祖様のお墓参りに行かれる方も
いらっしゃるかもしれません

今回は
お休みの日におススメの映画を
ご紹介します
(あくまで個人的な見解です)

『愛を読むひと』(原題:THE READER)という
2008年のアメリカ・ドイツ合作映画で、
当時話題になったので
ご覧になった方も多いかもしれません。

主演のケイト・ウィンスレットは
この映画でその年のアカデミー賞主演女優賞を
獲得しました

ネタバレになるので
内容は詳しくお伝え出来ないのですが

前半は官能小説を読んでいるかのような
性描写が続きます
ですが
後半で流れがガラッと変わります
観ているときは
前半が必要なのか
疑問が湧くほどですが
全て観終わってから
前半のシーンの必要性を実感します

この映画の中で
ケイト・ウィンスレット演ずるハンナは、
ある罪のもと、裁判にかけられます。
彼女は、
なぜ自分が罪に問われているのか
必死に把握しようと努めるのですが
自分が何の罪を犯したか
理解できないのです

そうこうしているうちに
彼女の刑は確定し、
刑務所へ収監されます

その後、
物語の前半で彼女と関係を持った男性が
陰ながら彼女を応援します
この「応援」により
彼女は知識(理解力)を得、
裁判による自分の罪を
理解することになるのです

「知らなければできたことが
知ったらできなくなる」
そういうことは多々あります

「自分はなんてことをしたんだろう」

彼女は
知ることによって
自分の無知の恐ろしさ・恥ずかしさに
目覚めるのです

いわゆる<無知の恥>です

これを観て
自分も知らないで人を傷つけたり
環境を破壊したりして
大きな罪を犯しているのではないか、という
漠然とした「空恐ろしさ」のようなものを
感じました

そして
それは自分自身の根源的なものを
決定的に傷つけているんではないかという
予感めいたものにも繋がるのです

少しヘビーな内容で
観るには覚悟が必要ですが
もしかしたら
本当の先祖供養になるのかもしれない、
そんなことを感じさせる映画です

時間のあるとき
ゆっくり観てみてくださいね

ではでは!

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