昨日、夫が見ているテレビを
チラ見したら
こんな状況の中で
工夫をしながら練習を続けている
オリンピック代表選手の現在の様子が
放送されていました。
「どうやって集中力を維持するか」
というのがテーマのようでした。
最高の力を発揮するには
集中状態が必須です。
「この先どうなるんだろう」
「自分の体力は続くんだろうか」
などと不安要素に意識を向けていては
高いパフォーマンスは発揮できません。
オリンピックに出場する選手の
運動能力自体は
ほとんど一緒だと言われています。
差がつくのは
自分の持つエネルギーを
どれだけその瞬間に注げるか、
つまり集中できるかが
大きな要素になるそうです。
集中は「集中しよう」と決めてできるものではありません。
「集中しよう」という声も
「この先どうなるんだろう」などと同じ
心の声であり
「集中しよう」と思っている状態は
集中状態ではないからです。
集中しているときは、ただ目の前にあることに
集中していて
集中しようとも思っていません。
人間は「できていないこと」の反対側を
欲するものです。
「集中できていない」ときにこそ
「集中したい」「集中しなければ」
と考えます。
この場合、集中できない状態が
維持されることになります。
ある選手の方が
「集中しなければ、と焦りが出るときに
自分の中のお兄さんのような存在が
『焦っても上達しない、
今できることをやっていれば、必ずリソースになる』って
焦る自分を説得してくれるんですよね。
そうすると自分を信じて
練習に集中できるようになるんです」
とおっしゃっていました。
心の声は
ああだこうだと
意見を言ってきますが
目的を理解すれば
協力してくれるのだそうです。
このように
自分のなかの俯瞰して状況を把握できる存在に
心の声を取りまとめてもらうことは
私たちが集中したいときにも
参考になると思います。
ポイントは
「脳に目的を理解させること」
「集中すると決めて他の考えが出てきたら
『あとでね』と言って(もう一人のとして俯瞰した視点を持つ)
また集中に戻ること」
だと思います。
誰でも集中が上手くできるようになると
能力は格段に上がるのが実感できるはずです。
普段からこのポイントを忘れずに
いざというときのために
練習しておくことが大切だと思ったのでした。
ではね!
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