(前回のつづき)
動物は安全を確認できないものに対して
恐怖から4つの防御反応を反射的に取るんですが、
人間も無意識的でいると
反射的に反応しているんだ
という話。
それは原始的で
動物的だと言いましたが
意識的にやめることはなかなか難しいのです。
こういうことを書いているので
普段意識して
生活しているつもりなのですが
巻き込まれてしまうことがしょっちゅうです。
例えば
先日、zoomミーティングで
私が
「では次回までに皆さん考えてきてください」
といった時のことです。
ある方に
「真辺さんも考えた上で、それをベースに
意見を出し合った方がいいんじゃない」
と言われたんですね。
私は「もちろん私も考えます」
と反射的にキレ気味で言ってしまいました。
後で考えれば、
「わかっている、自分もやるつもりだった
自分は悪くない」という防御反応から
怒ったように言ったのだと理解できます。
完全に条件反射です。
私はこの方とよくこのパターンをやってしまいます。
パターンができていることはわかっているので
気をつけて臨むのですがw、
どんなに気をつけていても
あっという間に「気が飛ぶ」状態になります。
本能的に守るような言い訳を言ってしまうのです。
側から見たら滑稽ですが
本人(自分)は必死。
とはいえ、ここで自分を責めていては
いつものパターンなのです。
それは長い人類の歴史から
DNAに刻まれた大切な自分を守るための
防衛本能。
それも今の自分を守るためには
必要だと思っている古いプログラムからくる
反射的行動です。
プログラムは決して悪ものではありません。
包丁が人を殺傷することも
美味しい料理を作ることもできるのと同じです。
使い方次第なのです。
「なぜそんな言い方をしてしまうかの理解」
がないと根本的な解決には
至らないと思うのです。
このことだけは
常に念頭において
リバウンドが少なくなるように
ゆっくりと進む方法を考えたいと思います。
(「人間らしく生きるとは ☆3」につづく)
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