ちょっと前なのですが
夫にある映画の招待券をもらって
娘と二人で
見に行ったことがありました。
日本映画だったのですが
その映画の中で
ある女性が癌で亡くなるんですね。
(というか映画の中で
みんな病気でバッタバッタと亡くなるんですが)
で、親しくしていた主人公の女医さんが
その死を悲しむんです。
で、その女医さんを
別の大先生みたいな人が
慰める、というシーンがありました。
病院の廊下で
抱き合って、という感動的なシーン。。
で、
その大先生の言うことには
「人の死は仕方ないんだよ。
癌という病気がなくなって
みんなが30年も40年も長生きしたら
困るでしょ。だからこれでいいんだよ」
(すいません、セリフは正確ではありません)
というようなことを言ったんです。
思わず娘と顔を見合わせてしまいました。
長生きしたら困るんでしょうか?
びっくりしていると
周りからすすり泣く声がするんです。
これ、泣くシーンなんでしょうか?
よく考えてみて!
と言いたくなりました。
映画って
結構、無防備で見てしまうので
潜在意識にいろいろな観念を
刷り込まれやすくなるんです。
高齢の方が見たら
「歳を取ったらやっかいものなんだ」
と思い込んでしまうかもしれません。
物語で
有名な女優さんや俳優さんが
言ったことというのは
権威ある誰かが言ったことと同じくらい
見た者に説得力を与える
と聞いたことがあります。
物語にどっぷりハマりすぎず
どこか客観的な姿勢を持って
映画も見ないといけない時代なのかもしれません。
(カテゴリーは「おすすめ映画」ですが
ツッコミどころや茶番満載という意味での
おすすめです)
ではね!
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