「過去と他人は変えられない。未来と自分は変えられる」?

日々のこと

みなさま こんにちは

いつもお読みくださり
ありがとうございます。

先日Twitterである方が
「過去と他人は変えられない。未来と自分は変えられる」
とツイートしているのを見て

20年ほど前
会社勤めをしていた時の
ある同期(Aちゃん)を思い出しました。

Aちゃんは海外に住んだことがあるわけでもないのに
7ヶ国語を話すことができ
(フランス人にネイティブのようだと言われていた)
温厚で、人を笑わせるセンスを持っていて
いつも笑顔でサラッと仕事をこなしているように見える子でした。

ある時、そのAちゃんと
チームで仕事をすることがあったのですが
一緒に仕事をしてみると
なぜか色々トラブルが頻発したんですね。

それは自分も含めてなんですが
Aちゃんのそばにいると
できない人になってしまう、
という人が続出だったんです。

見ていると
できない人には2つのパターンがありました。
①Aちゃんがあまりにできすぎるので
 萎縮して失敗してしまう
②Aちゃんがあまりにできるので
 依存してアホになる

大体このどちらか、か両方でした。

Aちゃんも辛そうで
周りのみんなも辛そうでした。
自分もAちゃんの前だと
悪いところばかりが出てしまい
毎日自己嫌悪に陥ってました。

そんなAちゃんの口癖が

「過去と他人は変えられない。未来と自分は変えられる」

という言葉でした。
私が何か失敗すると
これを言われて励まされました。

自分でも
「本当そうだよね」
と言って頑張ってました。

「起きてしまったことは変えられない
 失敗しちゃう人も変えられない
 自分が変わることでのみ
 未来は変わるのよ」

そんな補足説明があったかと
思います。

でも結局誰も変わらないまま
すったもんだを繰り返し
なんとかチームでの仕事は終わったのでした。

で、
その後、彼女と一緒に仕事をすることは
なかったのですが


今思うと
過去と他人のみならず
自分を変えることだってかなり難しいのに
誰もそのことに
気づいていなかったなあ、と思うんですよね。

そのやり方は
そもそも、今の自分を否定しているので
ずっと「変わりたい」「今の自分は嫌だ」という状態を、
延々と体験し続けるだけになってしまいます。

変わらない人たちが
カチッとハマった関係の中で
もがき続けた感じです。

ではどうしたらよかったんでしょう。

そのプロジェクトに参加できている時点で
みんな素材はある程度揃っていたはずなんですね。

ってことは

「過去と他人は活用次第。未来と自分も活用次第」

だったんじゃないでしょうか。

全てはリソースなんです。
使うっていうと
言葉は悪いですが
みんなそれぞれいいところがあって
それに優劣は本当にないと思うんです。


活用のプロと言われた
Panasonicの創業者、松下幸之助さんは
とんでもなく暗くて覇気がなさそうに見える社員が
いろんな部署をたらい回しにされているのを見て
どこか彼を活用できる部署がないか考えたそうです。

で、社員の家族が亡くなった際の葬儀担当に配置したら
その社員は亡くなった遺族から
「親身に寄り添ってくれて大変ありがたかった」と
感謝される存在になったというエピソードを
聞いたことがあります。

自分を含めた人を変えるのではなく
個性を活用していく

という意識が
一人ひとりにあれば
トラブルって
かなり減るのではないかと
思うんですよね。

とはいえ
なかなか渦中に入ると
難しいのですが
そんな意識は
忘れずにいたいなと
思ったのでした。

最後までお読みくださり
ありがとうございます。

今日も素敵な1日を
お過ごしくださいね。

ではでは!





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