感謝、してますか?

日々のこと

10年以上前だと思うのですが
「感謝しますを1日に何十回も言うと
幸せになる」
ということが書いてある本を読んで
無茶苦茶実践していた時期がありました。

でも幸せになったかと言うと
あまり変わりませんでした。

だいたい「感謝しますを唱えなきゃ」と思う時って
誰かに酷い対応をされた時とか
自分が相手に対して酷い対応をした時とかで
自己防衛のために使っていることが多かったんですね。


「ありがとう、感謝してますって言わなきゃいけない!」とか
「ありがたい気持ちを感じなきゃいけない!」と言って
表面的に感謝をすることが目的になってしまうと、
「過剰な義務感」が湧いてしまいます。

そうすると、やらなければいけないのに
上手くできない自分に対して自己嫌悪に陥ったり、

周りができているのに、
自分だけができていない状態に対して、
劣等感に苛まれたりして
自己肯定感を下げてしまいます。

それでは幸福を感じるどころか
自己否定の連鎖を生み出し
本末転倒なことになってしまうのです。

ありがたい気持ちが湧いてくるのは、
あくまでも「結果的に起こる自然現象」です。

それを、不自然な状態のままで、
「表面的に感謝をする」ことを目的としてしまうと、
偽物の幸福感をつかまされてしまうのです。

「自分自身の過去との比較」も含めて
比べることの中に幸福はないと思います。

幸せとは感じるものであり
手に入れるものではないと思うのです。

幸せを追い求めている時
その場に意識はなくて
幻想に意識がとられています。

幸せとは
感覚なので
今ここで
味わうもので
どこかにあるものではないーーー。

今目の前にあるものに
きちんと意識を向けて
目の前にいる人と
一緒に感覚を楽しんだり
目の前にあるものを
よく見たり、感じたりすることで
自然と感謝の念が湧き上がり、
結果として
幸せを感じるものだと思うのです。

そしてそれは
キープするものではなく
感じ続けるもの

人生は
その連続でできている気がするのです。

ではね!


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