(前回のつづき)
すべては自分で考えていくしかないと
あきらめのついた途端
考えすぎていたことに気がついたYさんですが
しばらくすると
またぐるぐる考え始めたそうです。
この考えている時の体感覚って
どんな感じがするか
伺ってみました。
「胸が締め付けられて
体が硬くなっている感じがします」
とのことでした。
「なんとかしなきゃー」
と思っている時って
人間はどうしても
硬くなります。
手で言うと「グー」の手のような感じです。
なんとかしなきゃーと無意識で思いながら
手をふわっと広げることは
なかなかできません。
「パー」の手より
「グー」の手の方が
エネルギーを使っている気がしませんか?
とお尋ねしたら
「たしかに消耗が激しいです」
とおっしゃっていました。
「それをしていたのは誰でしょう」
と尋ねると
「自分です」
と即答されました。
思考からなんとかしようとすると
「なんとかしよう」とする状態(硬くなっている)を
肉体が維持しようとします。
こういうときは
肉体から変えると効果があります。
「大丈夫だ、と思っているときは
肉体はどんな状態でしょう」
とお尋ねしたら
「全身が伸びてお腹を見せている状態です」
とおっしゃったので
やっていただきました。
(zoomでした)
しばらくして
「すっきりしました。
心配したかったみたいです。
タバコのように中毒になっている感じがしました」
とおっしゃっていました。
心配にエネルギーを注いでいたのは
自分自身だと気がつくと
素直に肉体から変えようとします。
そうなれば
本当は今、どうしたらいいかを自分自身が
「気づき」という形で教えてくれるようになります。
こうして深いところの自分との対話が
できるようになってくると
自分の声がよく聴こえるようになります。
周りに流されてる上の方の自分の声と
その流れの下の方で
流れのないところにいる自分の声と
どちらの声だか
区別がつくようになるのです。
根気よく、繰り返していくと
対話は楽しくなってきます。
そしてあるとき
テーマの質が変わっていることに
驚く日がくると思うのです。
ではね!
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