意思を尊重するとは

日々のこと

今日、以前勤めていた会社の
後輩が
ハウスキーピング業界の
講師の資格を取ったのだそうです。

で、
人が
整理整頓の習慣を身につけるには
どうすればいいか
という話を聞きました。


例えば
小学校で生徒に机の整理をさせるとき
先生が
「次に使う人のため」
「みんなが気持ちよく」
という理由で整理させた生徒は
「注意されるのが嫌だから」
という理由で
整理をします。

ですが
そういう子は
家ではまったく片付けないのだそうです。

で、親にも
怒られます。

場を選んで
誰かに見られていたら
整理をするのです。

その子が
そのまま大人になると
職場ではある程度整理ができるかもしれませんが
家庭ではやはりメチャクチャなものです。

そういう方に理由を聞くと
「家でまで整理整頓したくない」
と言うのだそうです。

これは
整理整頓の
目的が「他者目線」になっていて
「自分のため」に
なっていないからなんです。

目的が「自分目線(自分のため)」になると
自然と会社でも自宅でも
整理を始めるようになります。

「自分のため」というと
なんだか自分勝手な考えのように感じてしまいますが
まずは自分目線の目的を満たしてあげないと
心からの他者への配慮はできないものです。

そのためには
まずその状態を認めていきます。

散らかっている状態を否定するのではなく
「どうしてここに置いてあるのか」
を尋ねていくのだそうです。

ご自身は
どこになにがあるかわかっていることが
多いのでいくら倫理的な理想論を提案しても
無駄なのです。
それは人へのコントロールになるからです。

状態を否定せず
ひとつひとつ
そこにある意味を聞いていきます。

そして
そのときに
その物を作った製作者の意図について
思いを巡らせてもらうのだそうです。


「この缶はなんのために作られたんでしょうねえ」
「飲み物を入れるためです」
「飲み終わってますよね」
「そうですね」
「缶からなにか感じることはないですか?」
「缶がリサイクルして欲しがってます」
「そうですか。どうしますか?」
「捨ててもいいです」

となるのだそうです。

そういうやりとりを
ひとつひとつ
続けていきます。

そうしていくと
途中から自然に自分で
その作業をやり始める人が
一定数いるらしいです。

そんな方は
何回かカウンセリングをしていくと
どこでも整理ができるように
変化していくのだそうです。

一方で
それでも片付けようとしない人もいます。
そういう方は
まだタイミングではないのだと
話すのだそうです。

そうすると、しばらくして
「片付け手伝って」
と言ってくる方もいらっしゃるようです。

ですが
どうしても片付けられない方
というのも一定数いるそうです。

それはそれ。

タイミングではないのです。

ですがそのように状態を
他者が受け入れていくと
最低限のものは片付けるようになるのだそうです。

その部屋にはその部屋の理由があり
変化させたいと思いつつ
変化したくないとも思っていて
ご自身の中で
それが綱引きをしている状態なんです。

どんな状態でも
その人のことを認めていく。

そんな尊重の姿勢が
最近の片付け法のようです。

ではね!











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