先日、娘の大学のオンライン授業を
横で聞いていたら
教授の方が
「基礎の大切さ」について
なるほど、と思うことを
話されていました。
教授:
「人間の脳の特徴として
物事における【基礎】を軽く見るクセが
あります。
物事の基礎は低レベルでシンプルである
と見なし、早く複雑な上級や応用に進みたい
と考えがちなのです。
物事の基礎をスタート地点(A地点)と考え、
その基礎をクリアすることで、
やがて上級、応用編(ハイレベル)に
到達できると思いこんでいます。
基礎(A点)を終えて
「別もの」である上級レベルに
近づいていくのだという
認識をしてしまうのです。
ですが、それは違います。
徹底的に基礎を深めていくことで、
上級レベルになるのです。
上級とは基礎の「奥行き」のことを
言います。
どこまでいっても
最初のスタート地点の基礎を
修練し、精錬し、鍛錬し続けていくことによって、
基礎そのものが上級へと
【包括変化】するのです。
ですから基礎を大切にしてください」
とのことでした。
それを聞いて、
コーチングも一緒であることに
気がつきました。
今まで自分は
「いろいろな応用を取り入れられるようになりたい」
「基礎ばかりやっても応用ができなければ
安心できない」
などと完全に基礎と応用を別物として
捉えていました。
ですがその捉え方でいる限り
応用を包括できるようにはなり得ないのです。
あらためて
傾聴・承認・フィードバックなどの
基本の【き】の大切さを
痛感したのでした。
ではね!
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