クライアントさんが主体的になるために

コーチングのこと

みなさま こんにちは

いつもお読みくださり
ありがとうございます。

新規のクライアントさんで
すごくよく勉強をされている方が
いらっしゃいます。

経済的な分野から
精神的分野まで
いろいろな本を読み
さまざまなセミナーに参加して
知識を得ているそうなのですが

「とても自信がない」
とおっしゃいます。

資格も学歴も何もないから

というのが理由なのだそうです。

履歴書を送ると
書類で落とされると言って
パート生活を続けています。


このように
肩書きやスキルがないといって
できないと思い込んでいる方って
とても多い気がします。


この方に
「行動しましょう」

というのは簡単ですが
なんだかんだと理由をつけて
まったく動こうとしないものです。

実は
ご自身で
強烈なブレーキを踏んでいる方が
多いからです。

人間は学びの量が多くなればなるほど
動くのが怖くなってしまうものです。

そして
「いつか○○するから」
という言葉で
その場を凌ごうとします。

ですが
「いつか」
という言葉は
未来のどこにも焦点を当てていない言葉なので
実現しにくいのです。

その場を凌ぎ続けて
終わってしまいます。


こういうとき
コーチとして
どう関わればいいでしょうか。

動くためのいろいろな方法を
お伝えするのは
「北風と太陽」でいう
北風的な関わりです。

根底では
動く気がないので
これは逆効果になりかねません。


コーチとしては
「太陽的関わり」を
する必要があるなと
いつも思います。


本当にただその現状を
温かい姿勢で
聴いていくと
人は
たとえ奥底で眠っていたいと思っていても
その場所が暖かくなってきたら
動きたくなってきて
自分から
活動を始めるものだからです。


ですが
ただ温かい目で見ても
クライアントさんは
違和感を感じ逃げてしまいます。

本当は
動くの面倒臭い
と思っている自分もいるので
その自分が抵抗するからです。

温める場合
その時のコーチの動機(目的)が
相手の心の扉を開くのに
大きく影響してくるのです。

かけらでも
「この人を変えたい」
「暖かくして動かしたい」
という目的を隠していたら
クライアントさんは
気がつきます。

たとえ
一瞬動いたとしても
途中で気づき
信頼を失ってしまうことにも
繋がりかねません。

ここで
コーチ側に
人間理解が必要になってくるのです。

「どうしてそう考えるのか」
「なぜ止まっているか」

人間心理を突き詰めると
気持ちがよくわかってきます。

でも共感とも違うのです。

共感して
クライアントさんの感情に
寄り添うというのは
その感情を
二人で増幅させてしまいかねません。

共感しつつ
尊重する姿勢が
大切なのです。


そんな姿勢で誰かに
本当に温かい目で見られ
話を聴いてもらえたら
人は自己肯定感が高まります。

そうなったとき
動かないわけには
いかなくなるのです。

こうやって初めて
「主体的に行動する」ことが
できるようになるのだと思うのです。

コツコツが大切です。




ではね!



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