昨日
「めがね」という映画を見ました。
「新・日本列島から日本人が消える日」著者の
ミナミAアシュタールさんが
YouTubeでオススメしていたので
観てみました。
小林聡美さん主演の
2007年の作品です。
南の島の小さな宿を訪れた主人公が
そこで生活する人々と関わりながら
日常の大切さを思い出していく、
というストーリーです。
昔、起承転結の少ない映画に
あまり興味がなかったのですが
結構面白く観させていただきました。
「テンポののんびりした感じ」
「地場の野菜で作った食事が美味しそう」
「景色が癒される」
「人がいい」
と思いながら
画面にどっぷり浸っているうちに
エンディングになっちゃった感じでした。
最近の映画を見ていると
ストーリーだけわかればいいやと
早送りしちゃったりすることもあるのですが
この映画は
早送りしてしまうと
作品のコアな部分が
損なわれてしまう気がしました。
何もないって
大切ですよね。
何もないことに
慣れていくと
小さなことでも
喜んだり笑えたり
感動したりできます。
映画や小説で
あまりに刺激的なストーリーに
慣れてしまうと
知らず知らずのうちに
日常生活でも
刺激を求めてしまいます。
そうすると
日常の繰り返しを
退屈だと感じたり
何もないことを不満に思ったりして
目の前に広がる
自然の素晴らしさや
食べ物の美味しさに
意識が向かなくなってしまいます。
最近
もしかしたら
そんな人間一人ひとりの意識が
大きな渦となって
今の騒動を作っているのかもと
思うことがあります。
こういう有難さを
受け取れる感性を
養うことが
騒動の収束につながるのかもしれません。
日々の生活を
大切に過ごしたいなと
思ったのでした。
ではね!
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