コーチングセッションをしていて
過去に負った傷が癒えずに残っていて
今の現実世界で
そのことを想起するような
出来事を繰り返している方って
多いような気がします。
自分も経験があるのですが
そういうときは
「過去にこれこれこういうことがあったので
私は今不幸なんです。辛いんです」
という思考回路になりがちです。
ですが
過去に負った傷は
そのことを
思い出し、その時の感情を
癒してあげれば
本当に忘れられるのでしょうか?
それって
怪我をした時に
その傷を
何度も何度も触って
確かめて
「痛かったよね」「あのとき怖かったよね」
とやっているようなものだと思うのです。
そこに意識を持っていけばいくほど
治りは遅くなるし
ましてや
触って確かめたりしたら
(心の傷の場合、感情を思い起こすようなもの)
傷は化膿したり
痕(あと)が残ったり
酷い時には感染症にかかったりして
何にも自分のためになりません。
可能であれば
思い出さないのが
傷が癒える一番の早道です。
ですが、だからといって
過去は忘れ去ってしまいましょう
と宣言すれば
思い出さなくなるというわけでは
ないことはよくわかります。
その当時の
満たされなかった想いが
納得しません。
それは
右脳と左脳で
納得するしかありません。
思い出した時
感情が突き動かされたら
思考で納得させるのです。
傷口で言うなら
治りかけの時
すこし痒くなったり
痛みが出て
包帯を取って
触りたくなるという衝動がおこっても
「見ない、考えないことが
完治までの近道だよ」
と言葉で諭す感じです。
満たされなかった想いは
納得すれば
主人である自分のために
協力してくれるようになります。
それが本当のセラピーだと思うのです。
ではね!
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