誰からも嫌われたくないという思いが
訪問販売のおじさんにすら嫌われたくない
という行動になる。
この誰とでも仲良く誰からも嫌われたくない願望は
育てられてきた過程で
そのようにしつけられた、
または学んで自ら身につけただけです。
例えば「信号が赤だったら止まる、が
明日から青が止まるになります」
と言われれば
明日からそのように行動できるのと同じです。
自分自身ではないので
変えられるのです。
これが理解できただけで
ずいぶん落ち着いて対処できるように
なると思いますが
ポイントはもう1点あります。
「訪問販売人が去ったあと
母の機嫌が必ず悪くなり
自分がムチャクチャ当たられていたこと」
これは
訪問販売人 > 買わされる母 > 子ども
抑圧された「本当はノーと言いたかった自分の感情」の
はけ口として弱いものへ当たる
という構図が見て取れます。
仕事でいろいろあって
それを家で爆発させるなど
このパターンはいろいろなところで
日々繰り広げられているのではないでしょうか。
子供の頃の自分は
これが恐怖だったのだと思います。
ですが逃げようとすればするほど
パターンはできてしまいます。
いまだに
この感覚に直面したくないから
逃げようとするけれど
慌ててしまって
つい罠にハマってしまう、
ということを繰り返しているのかもしれません。
最近の詐欺は本当に巧妙です。
騙される方にも欲があるからなどと
言われるレベルではないものもあります。
騙されそうになった時
同じパターンに陥る理由が理解できていることが
落ち着いて対処するための
一番の胆(きも)なのではないでしょうか。
なぜ騙す人がいるのだろう
と世を憂うより
その時間に
自分を鍛えていきたいと思うのです。
ではね!
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