最近、ミーティングに出ていて
自分の意見を求められたとき
頭の中が真っ白になることがあって
自分の意見を持つって難しいな、
と思っていました。
ですが実は、自分の意見を
強く持っているのだと気が付いたんです。
先日のブログでも書きましたが
組織の中で
その場の一番強い人の意向を
忖度するのが癖になっていて
意見を求められると
思考が停止してしまうんですね。
頭の中に空白ができて
何も考えられなくなるんです。
思い起こせば
そのプログラム(無意識にできたパターン)は
幼少期に出来上がりました。
母がものすごく自分の価値観を押しつける人で
例えば
私のやることが
母の意向に沿ってないと
叩いたり、脅したり、外に出したり
ありとあらゆる方法で
従わされていました。
そういう経験を繰り返しているうちに
それは習慣となり
プログラム(無意識にできたパターン)
になっていったんです。
「どうせ自分のやりたいようにはできないから」
「母親の言うことを聞いておいた方が
安全(叩かれずに済む、褒められるなど)だから」
と、自分の意思よりも
母の意向を優先してものごとを判断するように
なっていきました。
一回できた習慣は
母が他界した今でもプログラムとして残っています。
無意識に作ったものは
意識してやめない限り
残り続けるからです。
(チェーンスモーカーの人が
自然に煙草がやめられた、
ということがないのと一緒です。
何かの衝撃、
例えば病気、彼女にヤニくさいと言われるなどが
あってそうとうな決意を持って
意識しないと手が勝手動いてしまう
ってことになりますよね)
「あなたはどう思う?」
と言われると
途端に
真っ白になります。
どうせ意見を言っても
「なるほどね」と言いながら
全然受け入れられないと
瞬時に妄想してしまい
動けなくなるのです。
そういうことを言ってくれる
母のような人を
探すかのように
同じような人を引き寄せているのは
自分の潜在意識です。
同じパターンをやるために
わざわざ磁石でくっつけているようなものです。
今まで
そのパターンを繰り返すたびに
「自分の意見って持ってないな」
と思っていたのですが
実は
自分の意見を
強く激しく持っていることに
気がつきました。
無意識のプログラムが
色眼鏡のように濃いフィルターとなって
自分の意思を
見えなくさせていただけだったのです。
そんなことに気づいたら
その場では出せなくても
きちんと意向を聴いてあげることは
大切だと感じました。
それが
自尊心に
関心を持つ(愛する)ことに
つながると思ったからです。
一度作ったプログラムを
作り替えるには
変えようとする北風政策ではなく
関心を持つ太陽政策が
根本的な変容につながるのではないかと
思ったのでした。
ではね!
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