いろいろな「優秀さ」をみつけよう

意識・無意識・プログラム

今、受験シーズンですね。
娘の友達も
続々と進学先が決まっています。

最近は一般入試よりも
AOや指定校推薦などの推薦制度で
大学を決める人が
増えているのだそうです。

このような制度で大切なのは
「内申」だと聞きます。

人間が評価しますから
どうしても
先生のお気に入りだったり
頑張っている子だったりが
良い(とされる)大学に
推薦をもらっているように見えるらしいです。

高校受験の時
娘は某大手受験塾に通っていたのですが
塾の先生とAくんの会話が
象徴的でした。


先生「おい、A。高校受験で一番大切なのは
   なんだ?」
Aくん「問題集をたくさん解くこと、ですか?」
先生「何言ってんだ。学校の先生に
   気に入られることに決まってんだろ」

と言われていたのだそうです。
Aくんは娘から見ると
「勉強がよくできて
理解力も高いセンスのいい男子」
だったそうなのですが
どうも上からのウケは良くない。

結局彼は
内申がないので
志望校を下げざるを得なかったのだそうです。

今の受験システムでは
「よく先生のいうことを聞く
お気に入りの子」
が優秀だということになってしまいます。

もちろんそれもひとつの指標ですが
人間、いろいろな「優秀さ」があると思うのです。

AくんにはAくんの
「優秀さ」があります。

今世の中が
極端に
「権威ある何かが良いと言ったものを良しとする」
風潮にある気がします。

極端に振れるということは
それを戻そうとする力が働きます。

いずれ
本質的な「優秀さ」が大切になる日が
やってくると思います。

Aくんにはその日がくるまで
自分の「優秀さ」を
はぐくみ続けてもらいたいと
願ってやみません。

ではね!

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