なんでもお見通し

日々のこと

先日、ある方(Aさん)と
ランチをしたときの話です。

お店に行ってみると
「平日お昼はテイクアウトのみです」
と張り紙がされていました。

テイクアウトして
食べるところも思いつかないし
他に食べたいものもないし
と店の前で二人で話していたら
中からパートと思われる
中年の女性店員さんが出てきました。

「すいません、開店は
30分後なんですが、注文なら受けられますよ」
という店員さんに
Aさんが
「遠方からこちらのランチのために
やってきたのですが
どこかで食べられるところはないでしょうか」
と聞きました。
店員さんは、ちょっと困惑したような表情で
「そうですねえ、この辺では思い当たらないですねえ」
と(一応)申し訳なさそうに言いました。
「そうですか、困ったわ」
とAさんは悩んでる風に腕を組みました。

私はそれを見ていて
「車の中で食べればいいじゃない。
とりあえず注文しましょ」
と急いで注文しました。

で、なんだかよくわからないけど
モヤモヤした気分になったんですね。

そこでAさんに
なんでわざわざ遠方から来たとか言ったのか、
と尋ねたところ
「そう言えば、今回は特別に
中で食べてもいいですよ、って言われるかと思ったの」
とのことでした。

それで自分のモヤモヤの正体がわかりました。

欲を隠した建前的な
会話が気持ち悪かったのです。


「遠方からわざわざこのお店がいいと思ってきたんだから
サービスしてくれるはず」
という欲とか期待といったものが先だと
人はサービスしたくなくなりますよね。

そういうのって
その場で言語化はしていなくても
伝わるものだと思うのです。


「このお店のこれを食べたい、でも食べるところがない
でも食べたいからテイクアウトする」
をただ純粋にやった時

「もしよろしければ店内でどうぞ」
ということになるのかもしれません。

または
最初から
「遠方からこちらのランチのために
やってきたのですが、
イートインさせてもらえないでしょうか」
と言ったほうが
検討していただけたかもしれません。

実は人間
「なんでもお見通し」
なんだと思うのです。

なのにわざわざ
建前をつかって
ゲームをしているのかもしれません。

建前って
本音を言ったら
嫌われるとか嫌がられるって
思うから使うんだと思うんです。
信頼関係ができていないと感じているわけで
その裏には恐怖や不安が
隠れています。

過度な恐怖や不安に
振り回されないようにするには

恐怖や不安から起こした行動のほうが
損につながる
と理解することが
大切かもしれません。


ではね!






















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