わからないことをわからないままにする価値について

コーチングのこと

みなさま こんにちは

いつもお読みくださり
ありがとうございます。

先日、コーチングセッションをしていて
クライアントさんから(※)
「因縁を感じる仕事仲間がいて
離れたいけど離れられない、どうしたらいいか」
という相談を受けました。

その人の受け答えや態度が
全部気に入らなくて
見るのも嫌になるのだそうです。

離れたいけど離れられない
と感じている関係を
「何とかしたい」
と思っている方は相手ときちんと向き合おうとする
まじめな方が多いように感じます。

離れたいのに
離れられないのは
「そこに自分の消化しきれていない
何かがあるのではないか」
とか
「理由がわかれば
魔法が解けて、まったく存在が
気にならなくなるのではないか」
といった妄想に
とらわれているようにも思えます。

ですが実際は、
離れていくということがあるとするならば

「わからないことはわからないまま」

離れていくんだと思うんです。

相手との関係性が
劇的に変わることを
期待している限り
その時は来ないし
いつまでも
現状(因縁を感じる相手を何とかしたいと思っている状態)
が続くものなのではないでしょうか。

人は
「わからないことをわからないままにする」
のが苦手だと聞いたことがあります。

それは小さいころから
正解不正解があるのが大前提な教育を受けたためだったり

選択肢の中から選ぶテストばかりして
答えというのは選択肢の中にあると思い込み
それ以外の可能性を考えられなくなっていたり、
ということが
原因の一つだと思うんです。

繰り返し行うと
パターンになり
習慣化し
いずれ価値観になっていきます。

でも実際、世の中なんて
わからないことだらけなんです。

にもかかわらず
答えをみつけようとするのが癖になっているんです。

または何らかの答えを
信じている状態(価値観)なんです。

でも、出てきた答えは
99パーセント仮説にすぎなくて
本当は正解も不正解もないんですよね。

以前の投稿で書いたんですが

事実は
その人が「そう感じた」というところで
否定された・責められたというのは
捉え方(意味づけ・解釈)でしかないんです。

事実と捉え方を区別すれば
そこに正解はないのではないでしょうか。

事実だと思えば事実だし
捉え方だと思えば捉え方になるだけなんですよね。

全て自分の解釈なんです。

事実だらけの世界だとすれば
幸せは事実次第になってしまいます。

捉え方だらけの世界だとすれば

幸せは捉え方次第 = その人次第
なんです。

これに気付けば
相手との関係性に答えを求めようとして
余計なエネルギーを使うことが
減ってきます。

余ったエネルギーを
もっと自分のやりたいことに
使うことができるようになると思うんですよね。


次回、「信じている状態」=価値観
についてもう少し掘り下げてみたいと思います。

というわけで

最後までお読みくださり
ありがとうございます。

今日も素敵な一日を
お過ごしくださいね。

ではでは!

※クライアントさんから掲載の承諾をいただいております。



今朝のワークショップで
「」の価値について
考えてみました。

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