わかってほしいけど言わないで

意識・無意識・プログラム

怒っているように見える人に
「怒ってる?」と聞くと
「怒ってないよ」と怒りが返ってくることが
ありますよね。

人間は他者から自分のことについて
わかっているようなことを言われると
反応(怒り※)します。
(※人によって逃げたり、悲しんだりもあります)

なぜ自分が怒っているか
わかってほしい
けど言われると嫌なのです。

では
「怒る」
という原因を作りだしているものには
どんなものがあるでしょうか?


例えば過去に
「一生懸命やったことを批判された」
「上司から人格的欠陥を指摘された」
「思っていることを言ったら拒絶された」

など
本音を出したときにそれを
否定された経験があると
人は次第に自分の本心を表現しないように
自己防衛をするようになります。

無意識的に本心に
制限を作ってしまうのです。

「本当の自分をそのまま表現したら
ダメなんだ」
「本当の自分をわかられるのが怖い」

心のどこかにそんな思いを
隠し持って生きていくのです。

そして自分ではそれを隠し守れているつもりなので
他者から自分のことを
わかっているような指摘をされると
反応(ここでは怒り)するのです。

誰しも少なからず
「わかってほしい」という思いがあります。
ですが、わかって欲しいと思っているということは
今は
「わかってもらえていない」
ということになり
そういう現実が作り出されてしまいます。

「怒ってる?」と聞かれたとき
いつもと同じように
「怒ってないよ!」と怒りで反応するのではなく
その事実を作り出している
原因を、自分の内的対話の中に
見つける努力をすると
何かが変わってくるかもしれないのです。

ではね!









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Springs of Words 真辺詞緒梨(まなべしおり)

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