前回の続き
人間の思考には
大きく分けて2種類あるとお伝えしました。
1つ目は
「無意識的思考」
そして
2つ目は
「意識的思考」です。
意識的思考は
パターンの中からは生み出されません。
まず自分の思考が
ほとんど条件反射的であることに気づき
それをやめていくことによって
できるようになるものです。
ここで注意したいのは
バランスが大切だということです。
どちらも大切なのに
ほとんどの人が
無意識的思考に偏りすぎているので
意識的思考に意識を向けたほうが
いいのです。
例えば
娘の話を聞いているとき
どんな話でも
聞いているうちに
「こうすればいいのに」
「これをやるといいよ」
という
アドバイスしたい自分
というのがムクムク出てくるんですね。
で、それを察知した娘が
怒り出して
喧嘩になる。
このパターンを
もう何年も繰り返してきました。
それはもうやめたいのに
やめられない
面白くも無いのに
見てしまうお笑いのようなものです。
テレビ画面の向こうで
「カトちゃんぺ」
みたいなことをされ
「もうあきたよ」
といやーな気持ちになるのに
あるとき
いつもだとやるべき場面で
「カトちゃんぺ」をされなかったら
「なんでやらないの?」
と思ってしまうようなもので
母娘のやりとりも
やめたいけど
やめられたらイヤ
とお互いがどこかで思っているのです。
これは完全に
無意識的思考から作り出される
お笑い系ドラマみたいなものですよね。
意識的思考でドラマを作るには
まずそのことに気づくことが
大切なんです。
気づかなければ
変えることはできないからです。
そして
気づいた時点で
「何のためにそれをしているのか」
「これをしないとどうなるのか」
「誰のためにそれをしているのか」
「それは自分がしたいと思ってしているのか」
ということを
自分自身に問いかけてみるのです。
ここから初めて
「本当の考える(意識的思考)」が
始まります。
やってみると
わかると思うのですが
やり慣れていないことなので
結構面倒に感じます。
脳内で
葛藤があるので
物理的に熱いものを感じるかもしれません。
これは
「考える」ということに
慣れていないから起きる現象です。
急に運動を始めると
つらく感じますよね。
慣れるまで面倒で
やめてしまいたくなります。
ですが
体力がついたとか
スリムになってきた
体が軽い
などということを
実感できるようになると
面白くなってくるのです。
意識的な思考も
これと同じで
ある程度続けていくと
自分の人生を自分で作り出していくような
実感が湧いてくるときがきます。
ある程度
自由に使えるようになると
見える世界が変わってくるんです。
ぜひ試してみてくださいね!
ではね!
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