みなさま こんにちは
いつもお読みくださり
ありがとうございます。
次回のポッドキャストの題材にしようと思っているのですが
「人はいつも演じているんだけど
そうしたら本当の自分はどれなんだろう」
ということについて
書いてみたいと思います。
人ってほとんどの時間、演じていて
自分なんてないんじゃないかと
思うことがあるんですね。
そもそも、半世紀以上生きてしまうと
何十年も演技してきているんだと思うんです。
例えば
幼い頃、歩いていて転ぶことってあるじゃないですか?
そうすると、そばにいた親やばあばとかが
「大丈夫?」 「かわいそうに」
と言って助け起こしてくれたりしますよね。
そんなとき
実は大して痛くないのに
ちょっと大袈裟に「いててて」
というふりしたりしたことって
経験あるのではないでしょうか。
それって完全に演技ですよね。
大して痛くなかったわけですから。
でも、かまってもらえる、とか
注目されるとか優しくされるとかっていう
その場の利益? 損得勘定が無意識に働いて
大袈裟に痛いフリしてしまうわけです。
フリ=演技ですから。
こういうことを
人って小さい頃からしょっちゅうやってきてると思うんです。
子供だから単純なので
味をしめると何回もやってしまいます。
これで注目されるし
介抱されたりすれば楽できるし、
って子供にとっては
メリットだらけですので
簡単に繰り返します。
で、繰り返すものは習慣になります。
で、習慣になると
無自覚でもできるようになって
さらに自動的になっていくんですね。
母親の前ではこの自分
友達のA子ちゃんの前ではこの自分
上司の前ではこの自分って
使い分けるようになります。
それは、どの面を見せれば目の前の人と
もっとも関係がうまくいくか
無意識に判断して演じるのを繰り返すからです。
初めて会う人には
どれを使えばいいかわからなくて
緊張しますが
何回か会っているうちに
これが良いんだ、と気づいて
その面ばかりを見せるようになります。
緊張も解けて
楽にできますから
それが固定化してきて
久しぶりに会った友達とも
習慣になっているその面を出すのは
自動的になっていくのです。
それは自転車が
一度乗れるようになったら
5年とか乗ってなくても
すぐ乗れるようになるのと一緒で
無意識でもできるようになった習慣は
条件反射的に出てくるんです。
ということは
それが一番いいと思っているので
パターンを変えにくいというのもありますよね。
そうやってたくさんの役柄を
自分の中で作って演じていくんですが
コーチングをしてて特に思うのは
「できない演技を無自覚にしている人って本当に多い」
ってことなんですね。
しかも、できない演技には
プラス面とマイナス面があって
その間で葛藤している人が多い気がするんです。
例えば
転んだ例で言うなら
転んだりすると構ってもらえて
優しくされて
なんでもやってもらえますよね。
そうしていくうちに
「なにもできない自分」という演技も
することになっちゃうんですね。
それが繰り返されると
「自分って何もできないんだ」って
レッテルも貼ることになってしまうんです。
で、できないと構ってもらえるから
できないふりしているうちに
本当にできなくなっていくというか
できるのが面倒になっていくものなんです。
できない方が楽なことも多いからです。
周りがなんでもやってくれるし
構ってもくれるというのは
幼い頃の自分にとって
「できない」ことより
プラス面が多いんですね。
こうやってできないふりしている
大人って結構多い気がします。
もちろん本人は気づいてないのですが
それでいて
できない自分はだめなんだって
自分を責めたりもしてしまうんです。
しかも「できない」と言って
人にやってもらうことで
依存体質になっていきます。
そうするとますます自分でやらなくなり
できなくなるというスパイラルにはまってしまうんですね。
これはコーチングで苦しんでいる人にとっては
マイナス面だと思うのです。
できないふりをする理由を調べていくと
この幼少期の演技に行き着くことって多いのです。
しかも
習慣になっているので
なかなかやめられません。
この「できない」の
プラス面とマイナス面の狭間で
苦しんでいる方って
本当に多いのです。
では
どうしたらいいのでしょうか?
ちょっと長くなったので
次回に続きます。
最後までお読みくださり
ありがとうございます。
今日も素敵な1日を
お過ごしくださいね。
ではでは!
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