みなさま こんにちは
いつもお読みくださり
ありがとうございます。
前回の続きです。
怪しい勧誘を受けたとき
そんな一期一会の方に対しても
「いい人でいたい」「嫌われたくない」
という思いはどこからくるのでしょうか?
もちろん
それが悪いこととは一概には言えません。
一期一会の人にも
誠意を持って接することで
世界はより良くなっていくと思います。
ですが
嫌われたくないからくる「いい人」と
誠意を持って対応する「いい人」は
根本的な出発点が違います。
「自分が」嫌われたくないからなのか
「相手が」本当に幸せになるからなのか
は向いているベクトルの方向が逆だと思うんですね。
ここで娘に
「こういうふうに声かけられても
相手に嫌な思いをさせていなさそうに
さらっとかわせている友達っていない?」
と聞いてみました。
すると
「いるいる。
Kちゃんは上手」
と言っていました。
「どういうところが上手だと感じるの?」
と聞くと
娘「淡々としてて
でも相手を冷たく
あしらっているのでもなく
なんか自然」
母「どうしてそういうふうに
できるんだと思う?」
娘「気にしてないんだと思う」
母「何を?」
娘「嫌われるとかを」
と言っていました。
確かにKちゃんは
気にしていなさそうですよね。
次に
勧誘人の立場に立ってもらいました。
母「勧誘人さんは
どんな気持ちで誘っているんだと思う?」
娘「うーん、良かれと思って
誘ってると思う」
母「〇〇(娘)のためって感じ?」
娘「そう、悪気はないように見えた」
母「だけど、こうしてあとから面倒臭いと感じる
わけだよね」
娘「そうね」
母「で、断れない」
娘「そうそう」
母「結果としてこれってどうなる?」
娘「私が我慢しなければならなくなる」
母「ここから気づくことって何?」
娘「良かれと思っての行動は
相手のためではないってことかな」
ここで冒頭の
「自分が」嫌われたくないからなのか
「相手が」本当に幸せになるからなのか
は向いているベクトルが違う
という話をしました。
本当に相手の幸せを考えて一人ひとりが
人と接するのなら
世界はより良くなっていきそうですよね。
そのためには
自分が人とどういう態度で接すると
世界はより良くなるのか
考えてもらいました。
すると
娘「私が嫌われたくない気持ちで
勧誘人さんの言いなりになることで
鴨になり
またこれで商売になると思ってしまう。
そうすると別の誰かにも同じ手法を使って
勧誘をする。
また同じ被害者ができる、
というサイクルができてしまう。
その場しのぎの
言いなりになることが
ひとつのサイクルを作るという意味で
被害者と加害者は
ひとつだと思う」
母「ということは」
娘「私が被害者になり続けることを
やめることでサイクルもできなくなると思う。
その場しのぎの言いなりをする自分は
世界にとって「いい人ではない」と
ちゃんと受け止めて、それをやめていくことって
とても大切なんだと思う。
もちろん、一人の力は
たいしたことないけど。
だからってやらないんじゃなく
一人ひとりがやらないとね。
まずは自分から」
母「ということは具体的にどういうこと?」
娘「Kちゃんを見習うことかな。
Kちゃんできてすごい、と他人事だったけど
いいお手本が近くにいたって感じ」
続きます。
最後までお読みくださり
ありがとうございます。
素敵な1日を
お過ごしくださいね。
ではでは!
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