突然ですが
「人の意識の焦点は一つにしか向けられない」
(大阪大学人間科学部教授 臼井伸之介先生HPより)
のだそうです。
今日は意識の焦点化と無意識の話。
例えば縄跳びをしているとき、
昨日、上司に言われた嫌味な一言を
頭の中で繰り返し考えてしまう、
ということがあったとします。
この時の意識の焦点は
頭の中の考えごとにあると考えられます。
でも体は勝手に縄を跳び続けている
これは
過去に縄跳びをしたことがあり、
くり返し経験してきたために
体が覚えているので
自動的に反応で跳びながら
考えごとが出来るわけです
もし、縄跳びを生まれてから
一度も跳んだことがなければ
必死になって跳ぼうとするので
考えごとに意識を向けることはできません。
つまり縄跳びを跳ぶ方法の
プログラミングが
体の回路にできていることになります。
私たちは
このようにして
いろいろなことを
自動反応に任せています。
これはエネルギーを効率よく使うという意味で
非常に有効なのですが
その機能に頼りすぎていないでしょうか。
あまりに毎日が
同じことの繰り返しだと
これに拍車がかかるそうです。
人と話しながら
スマホを見る
車を運転しながら
今日の夕食を考える
自動化自体は悪いことではありません
ですが本来は
「繰り返すことは無意識化して
意識の焦点は本当に大切なことに使う」
ために備えられた機能なのです。
縄跳びをするときに
縄跳びに真剣に向き合い
意識を縄跳びに向けて跳んだ方が
パフォーマンスは高くなると
予測できます。
(縄跳びが本当に大切なことかは別として)
と言っても
パターン化してしまっていることを
いきなり変えることは難しく
縄跳びをすると
つい上司のことを考えてしまうのが
人間かもしれません。
ですが
同じことばかり繰り返すのは楽ですが
そろそろ飽きていないでしょうか。
本当に大切なことに
意識を向けるためには
常日頃から
新しいことに挑戦することが
この回路を鍛えるポイントなんだそうです。
回路ができ始めると
本来、自分がやりたかったことが
急に浮上してきたり
意識的に現実を展開させることが
できるようになったりするかもしれません。
自分のやりたいことをしていると
楽ではないけれど楽しいと
感じることができるかもしれません。
最初はすこし面倒かもしれませんが
いつまでも挑戦する気持ちを
忘れないようにしたいと思うのでした。
ではね!
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