みなさま こんにちは
いつもお読みくださり
ありがとうございます。
昨日
これからの時代
右脳と左脳のバランスが大切なんだけど
現代人は左脳に偏っている
という投稿をしました。
では右脳はどうしたら鍛えられるか
と考えた時
まずは「右脳」について
改めて調べてみたくなりました。
「右脳」って
ウィキペディアをみてみると
大脳の右側という以外に
左脳との明確な違いは
まだはっきりしていないようです。
コトバンクにも同じようなことが書いてありました。
右脳(読み)ウノウ
う‐のう〔‐ナウ〕【右脳】大脳半球右側の通称。左半身を制御する。⇔左脳。
デジタル大辞泉より
[補説]図形や音楽などの認識に大きく関わるともいわれる。
右脳と左脳は
大脳の右側と左側というだけで
はっきりとした役割の違いは
まだわかっていないみたいなんですね。
でも私たちは
右脳と左脳の役割って
こんなイメージを
すぐに思い浮かべますよね。
でも、このように
あまりはっきりと
分けてしまうと
右脳はよくて左脳はダメ(⇄)
という考えになりがちだと思いました。
以前、
アメリカの脳科学者で「神経解剖学者」
のジル・ボルト・テイラーさんという方の
ドキュメンタリー番組をみたことがあります。
その方が
ある日突然左脳の血管が破裂し
右脳だけの世界で暮らすことになり
試行錯誤しつつ
回復していくまでの様子が描かれていました。
そのなかで
ジルは血管が破裂した時の様子を
以下のように語っています。
ふとマシーンを握っている自分の手を見ると、
引用:「ハイジャックされた地球を99%の
まるで
「原子動物の鉤爪」のようになっていた。
身体全体もまったく違うものに見え
始めた。まるで自分の意識が「ノーマル」
な現実を離れて別の知覚世界へシフトした
ような感じだったという。実は、このとき
のジルは左脳で出血が起こっていて、現実
を解読して自分の世界へ送ることが
できなくなっていたのだ。
ジルは、経験する立場から観察する立場
に変わった、と語っている。
自分の肉体と部屋との境界線もはっきり
しなくなって「腕の原子や分子と混じり
合った。感知できたのはそのエネルギー
だけだった」という。やがて、そんな
「脳のおしゃべり」が治まると、今度は
沈黙が訪れた。「まるで誰かがリモコン
のボタンを押したみたいだった」
人が知らない」
デーヴィッド・アイク著
右脳だけになると
空間認識力だけが冴え渡るので
境界線というものが
非常に曖昧になるのだそうです。
たちまち、私は自分を取り囲む
エネルギーの壮大さの虜になった。
肉体の境界線がわからなくなった
おかげで、自分がとてつもなく大きく、
拡張していく感じがした。すべての
エネルギーと溶け合った感覚がして、
とても美しかった。・・・・・・・・想像して欲しい、自分を外部世界
ヘとつないでいる脳のおしゃべりから
完全に切り離されたらどんな気分に
なるか。今のこの空間はそんなところで、
自分や仕事に関するストレスはすべて
消えてしまった。肉体も軽くなった気が
する。外の世界でのさまざまな人間関係も、
それに関連した多くのストレス要因も、
なにもかも消えてしまった。私は平和に
満たされた。・・・・・・自分の肉体か空間のどこにあるか
同上
わからない。大きく拡張して、まるで
瓶から出ることのできた精霊みたいな
気分だった。私の魂は高く舞い上がった。
静かな陶酔の海を泳ぐ大きな鯨のように。
まるでヒンドゥー教や仏教でいう涅槃
(ニルヴァーナ)のようだった。
そうだ、私はニルヴァーナを見つけた
のだ。これほど巨大になった自分を、
ちっぽけな肉体にもう一度押し込む
ことなどできないと思っていたことを
覚えている。|
時間という感覚もなくなり
過去現在未来が同時にそこにあるように感じ
他人と自分の区別もつかなくなり
全てはひとつ
という一体感を感じられる
と言っています。
感覚が鋭敏になり
はっきりとイメージが浮かんだり
独創的なアイデアが浮かんだりするらしいです。
これだけ聞くと
右脳の世界は
天才的な才能に溢れる世界のように感じます。
ですが、ジルは
「右脳だけではアウトプットができない」
ことに気づくのです。
感じたことを
表現するには
左脳領域の司る力が
必要なんだそうです。
右脳と左脳に
明確な区別はまだはっきり証明されていないけれど
お互いの連携で
今の私たちの活動は
成り立っているようです。
つまりやっぱり
右脳も左脳も
どちらも大切なんですよね。
ですが現在
学校では暗記学習や
順位を競ったり
多数派が優勢になるような教育ばかりが
行われています。
競争することや、
それに伴う脳波などは、
右脳が活性化されるような脳波では
ないそうです。
さらに左脳を鍛える事に主眼が
置かれて、感情表現や芸術的感性、
またひらめきや感性の豊かさ、
コミュニケーションの豊かさなどを
発達させる事に関しては、ほとんど
軽視されているのが現状ですよね。
こういったことを研究して
統計としてまとめた結果を
発表してくれた学者がいます。
キュン・ヒー・キム教育心理学准教授
という人物ですが、
彼女の研究成果を
まとめたものを引用します。
ウィリアム・アンド・メアリー大学
https://anmin579.com/2019/12/18/より
(バージニア州ウィリアムズバーグ)の
キュン・ヒー・キム教育心理学准教授は、
トーランス・テスト・オブ・クリエイ
ティブ・シンキングと呼ばれる標準的な
創造的思考テストの結果から、驚くべき
結論を導きだしたのです。
なんと学校での教育を受けた期間が長い
子供ほど、「感情表現が乏しくなり、
元気がなくなり、語彙力も乏しくなり、
話をしたがらなくなり、ユーモアが
なくなり、想像力が貧困になり、
型にはまった思考や言動、行動になり、
情熱的でもなくなり、いきいきしなく
なり、洞察力がなくなり、目的に無関係
のものには関心がなくなり、同調性が
なくなり、また別の角度、あらゆる角度
から見ようとしなくなる」という事なの
です。
確かに私たちは暗記中心の教育で
知識ばかり詰め込まれて
会話力や想像力、ユーモアや洞察力など
全く教えられずにいたような気がします。
これだと社会に出て、
命令された事をなんの疑いもなく
実行するだけのロボット人間になりやすくなるのも
納得できます。
自分はそんなことない
と思っていますが
以前に比べて
他人に無関心になった気もしますし
洞察力もなくなってきているように感じます。
「もうこの歳じゃ」
という今さら感はありますが
気づいた時が
変化のタイミングです。
今からでも右脳の力を鍛えて
最大限伸ばしていきたいと
思うんですね。
それには
どうしたら良いのでしょうか。
右脳を活性化させるためには、まず
「豊かな感情表現をするようにして、元気
を出して、たくさん会話をしたり、好きな本
を読んで語彙力を増やして、表現力を豊か
にして、ユーモアを覚え、想像力を鍛え、
型にはまらない思考や言動、行動をする
ように心がけ、情熱的になっていきいきと
するようになり、洞察力を鍛え、あらゆる
ものに関心を持って、同調力を身につけたり
協調性を高めたり、あらゆる角度から物事
を、できれば同時にみれるようにしたり
する事」を習慣づけるようにすればよい
同上
という事です。もちろん右脳のための
トレーニングや、芸術に親しんだりする
事も、右脳を活性化させるのに効果的
です。
また、とても大事な点があります、右脳
は、脳波の低い状態でよく働くという
研究結果があります。右脳は眠りません。
つまり睡眠は左脳が行うもので、睡眠中は
右脳が三割もより活性化する事が明らかに
なっています。
そして、また重要な事に脳波が低い状態
で右脳がより働くという事は、ポジティブ
な感情や豊かな感性が働く時は、脳波が
低く、右脳も活性化しているという事
です。またその状態で、予知能力なども
働き、催眠術などによる超常能力も働く
というわけです。
逆に脳波が高い状態では、左脳が優先
になりますが、同時にいらいらしたり
怒りや嫌悪感、恐怖心などのネガティブ
な感情が優先になって、五感の限定された
範囲にしか、感覚が働かなくなります。
つまり我々が、意識的に超常能力をコント
ロールしようと思えば、完全に左脳が眠る
直前の低い脳波の限界点である、
7~8Hzが最適という事になるわけです。
まずは気づくことからですから
気づいたら上記のことを
意識して始めたいと思います。
それと
睡眠って
左脳が寝るため
右脳が活性化するためだというのは
知りませんでした。
右脳は寝ている時の方が
活性化するんですね。
寝ている時の意識は
顕在意識ではコントロールできない
と聞いたことがあります。
つまり眠る直前の意識が
そのまま睡眠時間に反映されるそうなんですね。
ということは
その日1日の不安や嫌なことが
頭を巡っていたとしても
眠る直前は
良いことを考えておきたいですよね。
それが右脳の活性化のためにも
役立つ気がするのです。
最後までお読みくださり
ありがとうございます。
今日も素敵な1日を
お過ごしくださいね。
ではでは!
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