もっと口癖に意識的になろう

ことだま

今朝、いつもの朝活
「相槌を打つ」
というテーマでワークをしました。

私は結構「なるほど」が癖なのですが
自分でもなんか軽いなあ、と思いつつ
やめられなくて
つい使い続けていたんですね。

ですが
それを使っている時の
自分の心理を考えてみたり
語源を調べていたりしているうちに
連呼するのは本当に控えようと
思ったのです😅😅😅

まず「なるほど」を
辞書で調べてみました。

 他人言葉受け入れて自分同意見であることを示す。たしかにまことに。「成る程それはいい」

 その範囲できるだけのことをする意を示す。なるべく。

「そのやうに言うて皆様召すものか。—慇懃売れ」〈狂言記外篇昆布売

【二】[感]相手言葉に対してその通りであると同意する気持ちを表す。「成る程。おっしゃ通りですね」

(デジタル大辞泉より)

「成る程」の「成る」は「実現する」「出来上がる」「成立する」ことを表す。

「成る程」の「程」は「程度」「限度」を意味する「程」で、なるほどは

「できる限り」の意味で使われていた。

この意味での使用は「なるべく」「なるたけ(なるだけ)」に変わり、なるほどは

「いかにも」「確かに」といった、相手の言うことを肯定する言葉となった。

なるほどがこのような意味に変化したのは、「できる限り」という程度・状態は

それ以上のものがなく、「他には考えられない」「明らかである」の意味に

通じることからと考えられる。

(語源由来辞典より)

ということが書いてありました。

つまり
「なるほど」は
何かを断定するニュアンスがあるわけです。

誰かと話をしていて
相手の話にこちらが
「否定しようがない」とか
「他には考えられない」と
断定する(評価する)こと自体が
「上から目線」と捉えかねないなと感じました。

ちなみに
「なるほど」は副詞、
または感嘆詞なのだそうです。

よく
「なるほどですね」
と言う方がいますが
副詞や感嘆詞に「です」「ます」はつけられないので
そもそも文法的に間違いなんだそうです。
(副詞の「意外と」に「です」を付けて「意外とです」とは言わないし
感嘆詞である「あぁ」に「です」を付けて「あぁです」と言わないのと同じ)

さらに
「なるほど」を連呼している時の
自分の心理を分析してみました。

自分では
「へええ」と納得したり
感嘆したりするときに
使っていると思っていたのですが

実際に
気をつけてみると
「相手の意見は自分の意見とは違うけれども
一応尊重しているつもりです」
という心理の時に
使っていることが多い気がしました。

ということは
全然尊重していないんですね。

ここまでで
なんだか
そんなテキトーな自分に
嫌気がさしてきたのですが

このまま
自己否定するために分析しているのでは
意味がないと思い直しました。

さらに突き詰めていくと
「相手に対してコントロールしたい
という欲求があるのだけれど
それはしてはいけない、
というのはわかっている。
それを納得させるために使っている」
ことに気づいたんです。


言われてみれば「なるほど」を
コーチングの時には言いません。
それは
クライアントさんにベクトルを向けてるからです。

よく使うのは
気心知れた人ばかりの場
もしくは
慣れたメンバーとのビジネスの場でした。


無意識に場によって
使い分けをしている自分に驚きました。

よく言えば
「なるほど」が出る場は
安心できる場なので
素(す)が出るんですね。
(状況によっては
安心させるために使う時もあります)
ですが
そういう場だからこそ
相手を思って
有意義な場にしていく意思を持たなければ
本末転倒になってしまいます。

家族やパートナーとの場を
リラックスできるからといって
言いたいことや
外での怒りを発散する場にするのではないのと一緒です。

気心知れた人たちとの場を
さらに良くしていく心遣いが
その場を共有する全ての人の幸せにつながるだと
思うのです。

ということで
「なるほど」に意識的になろうと
決意したのでした。



ではね!






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