みなさま こんにちは
いつもお読みくださり
ありがとうございます。
今朝のワークショップで
「泰然自若」の価値について
考えてみました。
泰然自若って言葉
今まで
「岩のようにどっしりと構えている」
というようなイメージだったんですが
調べてみたら
ちょっとニュアンスが違いました。
泰然自若の意味
泰然自若とは、何事にも動じず落ち着いた様子のこと。「泰然」は落ち着いた状態を指す言葉で、その人の態度や姿勢に対して使われる。「自若」は慌てない様子を指し、特に何かトラブルが起こっても慌てないさまに対して使われる。これらを由来とし、二つの意味を語源にして組み合わさった四字熟語が泰然自若である。泰然自若を英語にすると presence of mind となり、「落ち着きのある心」といった意味になる。
実用日本語表現辞典より
これだけ読むと
岩のようにって思っても不思議はないのですが
もうちょっと細かく見ると
印象が変わってきました。
![](https://springs-of-words.com/wp-content/uploads/2023/01/スクリーンショット-2023-01-14-16.29.01-1024x739.png)
泰の語源
「のびやかな人」の象形と「流れる水」
漢字漢和語源由来辞典より
の象形から、水につかって体の汚れを落とし、ゆったりしている人を意味
し、そこから、「安らか」を意味する「泰」という漢字が成り立ちました。
泰然って
どちらかというと
「水につかってゆったりして
落ち着いているさま」
って感じなんですね。
リラックスしているような
イメージに変わりました。
で、
「自若」の意味なんですが
辞書で調べると
「落ち着いていて、物事に驚いたり慌てたりしないさま」
とあるのですが
「自」にも「若い」にも
落ち着いている
という意味はないんですね。
で、どうして「自若」になると
落ち着いている意味になるのか
またまた調べてみました。
「若」の字は両方に使われましたが、他に「わかい」には「弱」、「似ている」には「如」「似」があります。
「若」は英語で言えば他動詞に相当します。後ろに目的語が来て、
A若B
で、「AはBに似ている」「AはBのようだ」という意味になります。「自」はもともと「鼻」の象形文字で、話者自身をあらわす代名詞です。普通、一人称代名詞といわれますが、「自」が主語と目的語を兼ねているので、独仏語の再帰代名詞に相当します(英語の oneself )。
教えて!gooより
自殺 その人は その人自身を 殺す。
自賛 その人は その人自身を 褒める。
自薦 その人は その人自身を 推薦する。
自愛 その人は その人自身を 大切にする。
自若 その人は その人自身の ようである。
漢文から来ているんですね。
それを補足する回答もありました。
漢和辞典によると「若」の漢字には年齢が若い、の意味の他に、「ごとし、・・・のようである」という意味があります。
教えて!gooより
「自若」の自は「おのずから、しぜんの姿」という意味です。
つまり、「自若」で常に自分のあるがままのすがたのごとく、と言った意味になります。
そこで、いつでも落ち着いて、あるがまま自分を見失わない様となります。
「若」のこれと同じ用法は「傍若無人」があります。
そばに若い人がいない、ではなく、自分勝手なこと、の意味ですが、これは「傍ら(かたわら)に人、無きが若く(ごとく)」と読むため、転じて自分勝手なことを示す言葉になります。
つまり
泰然自若って
泰然「水につかってゆったりして
落ち着いているさま」
+
自若「その人がその人のようである」
ということで=
その人が
「本来のその人らしさを出せて
リラックスして落ち着いているさま」
って感じなんですよね。
なんだか
その意味を知っただけで
泰然自若の四字熟語を見ると
温泉に浸かったような
リラックスしたような気分になるようになりました。
語源を知ると
その言葉から発するエネルギーが
ダイレクトに伝わるような気がします。
調べてその価値を知ると
その言葉に親しみが湧くからでしょうかねえ。
サンクスギビングワークの活動って
コツコツと地道ですが
続けていくと
いろいろなものに親しみが湧いて
結果として
とても生きやすくなるんですよね。
これからも価値を感じるセンスを磨いていきたいと
思ったのでした。
ご興味を持たれた方がいらっしゃいましたら
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ぜひご連絡くださいね。
お待ちしております。
最後までお読みくださり
ありがとうございます。
今日も素敵な1日を
お過ごしくださいね。
ではでは!
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