みなさま こんにちは
いつもお読みくださり
ありがとうございます。
先日、娘が
大学の校内、しかも校舎の中を歩いていて
女性の二人組に
声をかけられたらしいんですね。
年齢はそれぞれ20代後半と
30代前半のように見えたそうです。
いきなり
「一年生？」
と聞かれ
咄嗟に「はい、あいえ、2年生です」
と答えたらしいんです。
その日、娘は
サークル活動があって
あまりオシャレとは言えないトレーナーに
袴をはいて大きなリュックを背負っていました。
そのまま
「すいません、どこか
ゆっくり話せるラウンジのようなものって
ありますか？」
と聞かれ
イヤホンをしていたので
外して立ち止まったそうです。
「1階のホールの奥に
ラウンジはありますけど
結構埋まってると思います」
というと
「○○学部？」
と聞かれたんだそうです。
音楽の世界から現実に戻り
急に立て続けに質問された娘は
そこからは、つい「はいはい」と
聞かれるまま
個人情報をベラベラと開示しちゃったらしいんですね。
大学内の、しかも校舎内で
２人はずいぶん堂々としていたらしく
同じ大学のOGだと
思い込んでしまったそうです。
ですが
「懐かしい」とか
連呼する割には
大学内のことを知らなさすぎたり
名前を聞いたら
名字を語らず下の名前だけを告げてきたり
それ以外の
個人情報を一切明かしてこなかったりするあたりに
少し不審な点を感じたそうなんです。
ですが中断することもできず
そのまま話をしていたらしいんですね。
やたらと
「自分探し」「本当の自分」「やりたいことを見つける」
というワードを出してきたそうなんですが
娘本人も
やりたいことがよくわからないという
漠然とした将来の不安を抱えていたこともあって
話に乗っちゃったということでした。
NPO法人を立ち上げているとか
自分らしく生きるためのお手伝いをしている
と言いながら
具体的なNPO法人の名前は
聞いても教えてくれなかったそうです。
名刺もない。
まあ、大人なら少なくとも
ここで気づきますよね。
「なんか怪しい」と。
で、最後に
「次の週末にオンライン説明会をやるから出てみない？」
と言われ
ラインを交換したんだそうです。
その場ではついつい
いい子になって
「ぜひぜひ！」
とか言っちゃったんだそうで。。
いや、そういう自分も
大学生の頃
よくひっかかりました。
英会話教材や
美顔器やネットワークビジネスや宗教っぽいものやらやら、、
その場でつい
いい人になって
断れなくて
あとで冷静に考えたら
必要ないものにハンコを押してしまうのって
「いい人」が重要になっている人に
ありがちですよね。
娘の話に戻すと
その後、２人がラインに書いてくることには
「楽しすぎてもっと話聞きたいから
スタバででもお話ししなーい？」
とか
「ほんとに○○ちゃん（娘）と話せて
楽しかった💓 素敵な笑顔に癒された💓💓」
とか
もう柔らかい綿毛のような
メッセージの数々だったんです。
娘が
「家に帰って
冷静に考えると
会うのめんどくさい
時間がないのにどうしよう」
と相談してきたのでわかりましたが
これ、地方から出てきて
一人暮らしをしていたら
寂しさもあって
そのまま会っちゃいますよね。
気がついたら
たいして欲しくないものを
買っていたり
宗教活動することになったり、、
人生を長い目で俯瞰してみれば
ひっかかって
学ぶこともあるとは思います。
ですが
なるべくなら
余計な寄り道はしたくないですよね。
この時点で娘は
次の日曜日に
近くのスタバで会う約束を
交わしていました。
さて
ここからどうやって
断れば良いでしょう。
これ、親が
トップダウンで
断りなさいというのは
簡単です。
ですがそれだと
またどこかで同じような手口に
引っかかってしまうんです。
根本的なことが
わかってないから。
「親がダメだと言ったから」
では
根本解決にはなりません。
案の定
娘にこの手口について
説明して意見を求めたら
この２人の女性のことを
「この人たちだけは例外で
本当に善意で私に声をかけてきてくれたのかもしれない」
と言っていました。
まるで9年間、何者かに監禁された女性が
解放された時のセリフのようです。
「ならばもっと情報開示してくるでしょ？」
と言っても
首を傾げてました。
どこかで
わかっていながら
信じたくない
という気持ちがあるようです。
そうですよね。
その気持ちもわかります。
でもでも
この「いい人でいたい」
「この人だけは違うはず」
という思い込みが
結局
こういう人達（詐欺や勧誘人）を
作ってしまうんだと思うんですね。
被害者と加害者は一対というのは
ここに理由があります。
では
このスパイラルから抜けるには
（根本解決するには）
どうしたら良いのでしょうか。
すいません、続きます。
ではでは！
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