言葉をいろいろな角度から眺めてみると、、

ことだま

みなさま こんにちは

いつもお読みくださり
ありがとうございます。

私は毎日、早朝から
あるワークショップに参加しています。

このワークショップは
何かひとつお題となる言葉を選んで
その言葉の意味や漢字の成り立ちや
語源を調べていくんです。

そして4つの問い
①もしそれがなかったらどのように困るのか
②それがあるだけでどのように役立っているのか
③それがなければ今まで与えてもらっていた価値を
 どのように満たしていけば良いのか
④それがそこに存在できているのは、そのまわりの
 誰が(何が)支えてくれているお陰なのか
を参加メンバーで
考えていきます。

まず
言葉の意味や語源を調べるというのが
新鮮なんですね。

こういう機会でもないと
なかなかやりません。

調べてみると
意外な由来があったり
そもそもは違う使われ方をしてたりと
いろいろな気づきがあります。

今日は
「責任転嫁」
というお題だったんですが

「転嫁」って
嫁が転ずると書きますよね。

これって
元々は「再婚」を意味する言葉だったそうなんです。
「嫁がせる」を意味する「嫁」と、
「別の場所へ移す」を意味する「転」を組み合わせて
「転嫁」となりました。

つまり
この「転嫁」から転じて「人にものを移す」、
「責任を他へ移す」という意味で
「責任を転嫁する」と表現されるようになったみたいです。

現在では、「転嫁」という単語だけでも
「罪や責任を他人に押し付ける」
という意味を持つようになっています。

この語源だけでも
昔は嫁は「嫁がせる」もので
女性に対する扱いが
雑だったことが
推察できますよね。

このように
言葉の語源を調べると
そこに流れる背景が
読んでとれるんですね。

そういうことが
その言葉への厚みを生んだり
変なレッテルが取れたり
ということに繋がっていくんです。

さらに4つの質問を考えていくと
一見マイナスな言葉からも
すごい恩恵を受けていたり
なかったら
大変なことになることに
気づいたりすることがあるんです。

例えば今回の
「責任転嫁」

4つの質問の
それがあるだけでどのように役立っているのか

というのを考えていたら

「問題や嫌な部分を押し付けて攻撃できる」
という価値が出てきたんですね。

それをさらに深めていくと

「問題や嫌な部分と一緒にして、その存在を抹消できる」

というのが出てきました。

で、「抹消」が気になったので
調べてみたら

塗りつぶして消すこと。記載事項を消すこと。「登録を―する」

デジタル大辞泉

と書いてあったんですね。

ということは塗りつぶしているだけなので
完全に消し去られているわけではないんです。

「責任転嫁って
上塗りしているだけで
根本的な解決にはなっていない感じがしますね」

という話になりました。

このように連鎖的に
さまざまな疑問が湧いてきたら
興味の向くまま
自由に調べていきます。

するとさらに

「育ってきた環境のせい
 上司のせい
 制度のせい

 そのせいで自分はこうなった

 という(責任転嫁)は
 ただの上塗り(根本的な解決ではない)な気がしますよね」

という話になりました。

そうすると
育ってきた環境のせいにしていた自分に
気づいたり
責任転嫁の不毛さが
実感できたりするんです。

実感できると
言葉への認識の深みが増し
その上
貼り付けられていた
レッテルが
剥がれていき
印象がニュートラルになっていきます。


地味な活動なんですが
こういう認識の変換って

実はとても
大切なんじゃないかと
思うのです。



みなさまも
ひとりでもできるので
気になった言葉を
ちょっと深掘りしてみては
いかがでしょうか?


最後までお読みくださり
ありがとうございます。

素敵な1日をお過ごしください。

ではね!

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Springs of Words 真辺詞緒梨(まなべしおり)

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